皆さんは、ハブ茶をご存知ですか?
ハブと聞くと、猛毒の蛇を思い浮かべてしまいますが、このお茶に使われているのは、蛇とはまったく関係のない『エビスグサ』という植物なのでご安心ください!
[char no=4 char="10歳♂"]味は美味しいのかな~?[/char]
[char no="11" char="パパ"]名前は怖いけど、とても飲みやすいお茶なんだよ♪[/char]
実は、このハブ茶には、肝臓や冷えに良い効果効能を始め、身体に良い効果効果がたくさんあるようなのです!
いったい、どのような効果効能が期待できるのでしょうか?
今回は、健康茶・ハブ茶の「味や美味しい入れ方」「効能効果や副作用」をまとめてご紹介します。
お好きなところからどうぞ
ハブ茶とは?成分や原料は何?
ハブ茶の原材料には、『エビスグサ』と呼ばれる植物の葉や茎、種子が使われています。
エビスグサは、北米を原産地とするマメ科の一年草で、成長すると80cm~150cmほどになる生命力の旺盛な植物です。
収穫期には、長さ15~20cmの莢が実り、一つの莢から30粒ほどの小豆大の種子が採れます。
この種子には、『決明子(ケツメイシ)』という別名がありますが、これは中国で『目に活力(明かり)を与える』とされていて、眼精疲労に効果があるとして古くから薬として使われていました。
尚、現在の日本では、このように、エビスグサがハブ茶の原料となっていますが、元々のハブ茶にはエビスグサの同属で別種となる『ハブソウ(波布草、Senna occidentalis)』の種子が使われていたとのこと。
ただ、このハブソウの種子は収量が少ないため、栽培が簡単で薬効に差のないエビスグサが利用されるようになったそうで、現在では、すっかりハブ茶=エビスグサが定着しているようです。
ハブ茶の味は美味しいの?入れ方・飲み方
ハブ茶は、ドラッグストアをネット通販などで簡単に購入することができます。
比較的あっさりしていて飲みやすいですが、もし好みに合わない時は、どくだみ茶やプーアル茶とブレンドしても美味しく飲めます。
お手持ちのお茶をお好みでブレンドして、色々と試してみると良いでしょう。
また、冷やして飲むと飲みやすくなるので、暑い時期などは前もって入れたハブ茶を冷蔵庫で冷やしておくと良いですね。
[char no="34" char="ママ"]冷やした入れ方で飲んでみたいわ~♪[/char]
葉や茎も使用した物や種子だけのもの、他のお茶とブレンドした物、国産か外国産かなど、ティーバックでお手軽に淹れられるものと、その種類や価格も様々ですから、お好みの獲物を選びましょう。
基本的な入れ方・飲み方は一般的な普通のお茶と一緒です。
ハブ茶の肝臓や冷えへの効能効果は?
ハブ茶の効能効果は沢山ありますが、特に「肝臓に良い効果効能」と「冷えへの効果効能」があります。
では、どういった成分が体に良い効果になっているのでしょうか?
ビタミンA
【ビタミンAの効果効能】
- 眼精疲労
- 充血
- 目の疲れからくる肩こりや頭痛の緩和
- 視神経の緊張緩和(眼圧を下げるなど)
ビタミンAは、目に大変良い成分です。
ハブ茶が日本に伝わった当初も、その効能効果は、『疲れ目、充血、眼精疲労の緩和などの薬効がある』として紹介されていたほど。
ビタミンAが不足すると、視力の低下、目の角膜や粘膜のダメージ、夜盲症、光を過剰にまぶしく感じるなどの目の不調が起こります。
薬局で売られている市販の目薬の多くにも、ビタミンAが配合されていることから、『ビタミンAが目に良い』というのは現代医学でも証明されているということになるでしょう。
テレビやパソコン、スマホなど、仕事でも日常生活でも目を使うことが非常に増えているため、疲れ目や肩こりなどに悩まされている人も多いはず。
上にも書いたとおり、『目に活力(明かり)を与える『決明子(ケツメイシ)』が使わていますから、そんな時に、目に良いビタミンAが含まれたハブ茶を飲んで目を労わってはいかがでしょうか?
アントラキノン誘導体
【アントラキノン誘導体の効果効能】
- 整腸作用
- 便秘解消
- 美肌効果(肌荒れ予防)
- 血中コレステロール値の正常化
- 生活習慣病の予防
- 血流促進作用
- ホルモンバランスの正常化(更年期障害の予防や改善)
- 肝機能を正常化する作用
- 新陳代謝の活性化
『アントラキノン誘導体』という、あまり聞き慣れない成分が、ハブ茶には含まれています。
この『アントラキノン誘導体』は、肝臓に良い効果があると言われています。
まず、『アントラキノン誘導体』が体内で作用することで、腸の活動を活発にして便を柔らかくする効果(緩下作用)があります。
実は、この緩下作用が肝臓の働きと大きく関わっているのです。
体内に毒素が取り込まれると、その毒素は肝臓で解毒されます。
あまりに強い毒の場合は、肝臓で解毒できずに人体に悪影響を及ぼしますが、『アントラキノン誘導体』の緩下作用のような弱毒の場合は、適度に肝臓が刺激され、肝機能の活性化を促しその働きを改善するのではないかと考えられています。
このため、ハブ茶をのむことで、肝機能が正常化する効果が期待されているのです。
また、血流を良くし、血中コレステロール値が上がるのを防ぐ効果から、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果があるとされています。
その他にも、便秘が解消することで腸内環境が整えられ、結果、新陳代謝も活発になり美肌に繋がるなど、ハブ茶には、多くの効能効果が見られるのです。
[char no=9 char="ママ"]女性に嬉しい効能効果も多いのね~♪[/char]
ちなみに、高い便秘改善効果がある下剤で知られる植物の『センナ』にも、この『アントラキノン誘導体』が、多く含まれていることが知られています。
ここで注意したいのは、ハブ茶と併用して、センナを含んだ便秘薬などを服用すると、『アントラキノン誘導体』の過剰摂取を招く可能性があることです。
念のため、ハブ茶を飲んでいる間は、センナが配合された便秘薬を飲むのは避けた方が良いでしょう。
ハブ茶に期待できる、その他の効能効果
【その他の効能効果】
- 二日酔い防止
- 口内炎の改善
- 喘息改善
- 食欲増進
- 神経痛やリウマチの予防
- ダイエット効果
上記以外にも、ハブ茶を飲むことで、様々な効果が期待できます。
肝機能が高まることで、アルコールの分解する力も強まり、二日酔いの防止に繋がりますから、飲み過ぎた時には、お水の代わりにハブ茶を飲むと良いでしょう。
便秘が解消されることで美肌に繋がることは上にも書きましたが、同時にダイエット効果も期待できますよ。
また、利尿作用からむくみが取れ、コレステロール値の上昇や、血糖値の上昇を緩やかにすることで、脂肪のたまりにくい、太りにくい身体にしてくれます。
ハブ茶には、カロリーがほとんどありませんから、ダイエット飲料としても優秀だと言えますね。
ハブ茶にカフェインは?妊娠中は副作用に要注意?
薬ではなく、健康飲料であるハブ茶には、副作用などありません。
また、飲むことで重大な症状が起こるなどの報告はされていませんし、カフェインレスなので、子供のお年寄りも安心して飲むことが出来ます。
[char no=5 char="8歳♀"]わたしも飲みた~い♪[/char]
ハブ茶には副作用はありませんが、妊娠中の妊婦さんの場合は注意が必要となります。
その理由は、『アントラキノン誘導体』によって作用する便秘改善効果。
これによって、腹痛や下痢を起こすことで、早産や流産の可能性が出る場合があると言われています。
したがって妊娠中は、ハブ茶を飲むのはお休みするのが無難でしょう。
ただし、下剤すべてが悪い訳ではありませんし、妊娠中は便秘に悩まされる妊婦さんも多いはず。
その場合の便秘改善は、病院で処方された下剤や、散歩やストレッチなどの軽い運動、乳酸菌などを使って腸内環境を整えるなどが効果的です。
ハブ茶まとめ
肝臓の働きを高め、冷えや目の健康に効果がある健康茶の『ハブ茶』
原料(成分)は、蛇のハブではなく『エビスグサ』と呼ばれる植物のようです。
便秘改善や、ダイエット効果など様々な健康効果があるので、ぜひ日々の飲み物として取り入れたいですね。
また、二日酔いにも効果が期待できますので、うっかり飲み過ぎた時などにも、ハブ茶を試してみていただけたらと思います。
[char no="11" char="パパ"]ハブ茶は、家族みんなで飲めるおすすめの健康茶なんですよ♪[/char]