[char no=5 char="8歳♀"]パパ~「ぶくぶく茶」美味しかったね~[/char]
[char no="11" char="パパ"]本当に美味しかったね。沖縄のカフェでは、最近「ぶくぶく茶」を出すところが増えてきたね。[/char]
皆さん、ぶくぶく茶をご存知ですか?
沖縄にしかない珍しい名前のこのお茶は、作り方も一風変わっているようです。
名前も見た目も、普通のお茶とはちょっと違うようですが、特別な飲み方や作法などはあるのでしょうか?
今回は、ぶくぶく茶の効果効能や副作用などについてご紹介します。
お好きなところからどうぞ
ぶくぶく茶とは?
最近、沖縄の観光客の間で人気の『ぶくぶく茶』。
『ぶくぶく茶』とは、その名前の通り、ぶくぶくとした泡がたった様子から名付けられたお茶になります。
この茶は、炒ったお米とさんぴん茶などを煮出した汁をよく泡立て、別に淹れたお茶の上に、その泡を盛り付け、お茶と泡を一緒に楽しむという一風変わった味わい方をします。
真っ白な泡が盛り付けられたぶくぶく茶の姿は、パッと見た目は、かき氷か山盛りのご飯のようなユニークな姿!
その上に、砕いたピーナツや黒糖をお好みでいただくという、とても珍しいスタイルのお茶になります。
ぶくぶく茶の仲間のお茶
泡を飲む、珍しいお茶のぶくぶく茶ですが、実は”振り茶”の一種と言われていて、その仲間のお茶が日本本土にも存在しているようです。
いずれも、ぶくぶく茶のようにボリュームのある泡までは行きませんが、泡立てるところが共通しているようです。
富山県の『バタバタ茶』
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富山のバタバタ茶は、黒豆を煮出したお茶を、茶せんの先に塩を少しつけて泡立てます。
泡立てる時の音が、“ばたばた”と聞こえるので、ばたばた茶という名前になったと言われています。
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島根県の『ぼてぼて茶』
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出典:お茶たび
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茶の花を入れて煮出した番茶を、熱いうちに長めの茶せんで泡立てたお茶。
泡立てる時の音が、“ぼてぼて”と聞こえるため、この名前になったようです。
泡立てたお茶の中に、ご飯、椎茸、高野豆腐、黒豆、かんぴょうなどの煮物、たくあんなどの漬物などの具を入れるのが特徴です。
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愛媛県松山の『ぼて茶』
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出典:野川てくてくブログ
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番茶、又は白大豆とクコ茶を袋に包んでいれたものを入れて煮だした物を茶わんについで、茶せんに塩をつけて泡立てます。
泡立てたあとに、黒豆入りご飯を八分ほどいれ、好みの具を入れてお箸で食べる、お茶というよりは、お茶漬けに近い郷土料理的なものとなります。
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ぶくぶく茶は幻のお茶?
人気急上昇中のぶくぶく茶ですが、実は、つい最近まで“幻のお茶”と言われていました。
ぶくぶく茶の歴史は古く、一説によると、誕生したのは600年ほど前だそうですから、長年、沖縄で親しまれたお茶なのです。
特に、誕生日や出産、新築などのお祝い事の際に飲まれることが多かったそうで、お茶の中に、少量の赤飯が盛り付けられることもあったそうです。
[char no=10 char="ジジとババ"]沖縄はお祝い事が大好きだからのぉ~。お祝いのイベント事は多いんじゃ。[/char]
そんな歴史のあるお茶が、なぜ“幻”と呼ばれるようになったのでしょう?
それは、第二次世界大戦を境に、一度、姿を消したお茶だからなのです。
ぶくぶく茶が廃れてしまった理由については諸説あるようです。
- 戦争でぶくぶくちゃを作る道具が燃えてしまった為
- お米や赤飯を使うため、戦中の乏しい食糧事情では材料の入手が困難だった為
- ぶくぶく茶を泡立てるのに適した水が見つからなかった為
以上のような理由から、ぶくぶく茶が飲まれなくなり、そのまま忘れられていったのではないかと言うことです。
ですが、最近になって、多くの情報を集めたり、ぶくぶく茶についての研究が重ねられた結果、一旦は姿を消したぶくぶく茶を蘇らせ、多くのお店で人気となっています。
ぶくぶく茶の本場は、なんといっても沖縄県!
那覇市内や、沖縄県内には、ぶくぶく茶が飲むことの出来るお店があるそうですから、沖縄旅行の際には、ぜひ、試してみたいものですね!
ぶくぶく茶の作り方と作法や飲み方は?
ぶくぶく茶をぜひ飲んでみたいけれど、そうそう沖縄には行けない…。
そんな時は、自宅で手作りしてみてはいかがでしょうか?
実は、簡単に手に入る材料だけで、ぶくぶく茶を手作りすることが出来るのです!
ぶくぶく茶の作り方
■材料(10人分)
- 白米か玄米:1/2カップ
- 硬水(硬度170くらいの物) :5カップ
- さんぴん茶(茶葉):1/2カップ
- 番茶(茶葉):1/4カップ
- 赤飯:お好みの量(なくてもかまいません)
- 細かくくだいたピーナッツ:お好みの量
- 粉上の黒糖:お好みの量
■道具
- 鍋、フライパン
- ザル
- ちゃせん、又は泡だて器などの泡を立たせる道具
- 大きめの木鉢やボウル
- 盛り付け用のお茶碗(湯のみなど筒型よりも、お茶碗やお椀など口が広い器が良いです)
■作り方
- 煎り米を作ります。
白米(または玄米)を洗って、水を切って乾かしておきます。
乾いた米を鍋やフライパンで香ばしく煎ります。
この時、必ず、油分のない鍋やフライパンを使ってください。
弱火で30分が目安です。
(または、オーブンで焦げ茶色になるまで焼いてもOKです)
*焦げると味が悪くなりますから、焦げないようにご注意ください! - 煎り米を煮ます。硬水を鍋に入れて沸騰させます。
沸騰したら、1の煎り米を入れて弱火で20分ほど煮ます。 - お茶を加えます。
2の煎り米を煮ている中へ、さんぴん茶と番茶を加え、更に10分ほど煮出します。 - お茶を淹れます。
さんぴん茶(分量外)を淹れ、盛り付け用のお茶碗の半分くらいまで注ぎます。
(温度が高いと、泡をのせた時に消えやすいため、早めに淹れて少し冷ましておきます) - 泡部分を作ります。
3で作ったものを、ザルなどを通して濾します。
液体の部分をボウルなどに入れて、泡立てていきます。 - 泡をのて完成です。
4のお茶碗の中にお好みで赤飯(小さじ1程度)を入れ、その上に、5で作った泡だけをのせていきます。
(泡立っていない部分は残しておき、お代わりをするときに、改めて泡立てます。)
こんもりと、かき氷のような形をイメージしてたっぷりのせましょう。
最後に、細かく砕いたピーナッツと黒糖をぱらぱらとふりかければ完成です。
*ぶくぶく茶には、必ず硬水を使ってください。硬水を使うことで、よく泡立ちます。
*お米とお茶を煮た液体が熱くなっていますから、火傷にご注意ください。
*今回は、さんぴん茶と番茶を使いましたが、ウーロン茶や玄米茶、その他のお茶でも美味しく作れますので、お好みのお茶をお試しください。
ぶくぶく茶の飲み方と作法
こんもりとお茶碗いっぱいに盛られた泡が特徴のぶくぶく茶。
では、このぶくぶく茶をどうやって飲めば良いのでしょうか?
特別な飲み方や作法が気になるところですが、そんなものはありません!
ですから、好きなように味わっていただいて大丈夫です。
泡だけをぱくりと食べてみても良いですし、普通のお茶を飲むときのように、お茶碗の縁に口をつけてお茶と泡の両方を一度に飲んでも問題ありません。
(鼻の頭に、泡が付いてしまうかもしれませんが、自宅なら気にならないでしょう)
パパは、お爺ちゃんのおヒゲみたいになってたね~♪
ただ、下にあるお茶だけを先に飲んでしまうと泡だけが残り、お茶碗から出てこなかったりしますので、バランスよく飲むと良いですね。
材料を見てお気付きの方も多いと思いますが、ぶくぶく茶には砂糖を使っていないため、甘くありません。
(トッピングの黒糖を大量に振りかけていれば別ですが)
こんもりとした泡がお菓子のように見えるため、甘そうに感じてしまいますが、味は、普通のお茶と煎り米の香ばしさが特徴の優しい味わいとなります。
沖縄のお店では、単品でぶくぶく茶を注文すると、小さなお茶菓子がセットで付いてくる場合が多いようです。
ご自宅でも、お気に入りのお菓子などを用意して、気軽にぶくぶく茶を楽しんでいただけたらと思います。
今回は、手作りのぶくぶく茶をご紹介しましたが、お米を煎ったり煮たりと手間がかかる…と思われた方には、通販などで買える『ぶくぶく茶キット』をおすすめしますよ。
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ぶくぶく茶の効果効能や副作用も
さて、こんもりと盛られた泡が特徴的な、ぶくぶく茶ですが、効能や効果はどんなものがあるのでしょうか?
ぶくぶく茶はお茶の入れ方になるため、どのお茶を使うかによって、効果効能が違ってきます。
今回のように、さんぴん茶を使うと、さんぴん茶に使われているジャスミンの香りでリラックス効果が得られます。
ただし、さんぴん茶には、コーヒーほどではありませんがカフェインが含まれているため、小さなお子さんや妊婦さんなどは、飲む量にご注意ください。
ぶくぶく茶に使うお茶の種類はお好みに合わせることができますので、期待する効能効果によって、好みのお茶を選んでも良いですね。
また、副作用といったものはどうでしょう?
同様に、ぶくぶく茶はお茶の入れ方なので、それ自体に副作用はありません。
当然といえば当然ですが、副作用がないため安心して飲むことができますね。
さいごに
ぶくぶくとした泡が盛り付けられた、ユニークな見た目の『ぶくぶく茶』。
楽しんで飲むことが出来るこのお茶には、特別な飲み方や作法はありませんから、ぜひお気軽に試していただけたらと思います。
また、薬草などは使っていない為、副作用がないメリットもありますが、効能効果といった特徴もありません。
使うお茶によっては、そのお茶の効果が得られると思いますので、ご確認いただけたらと思います。
[char no=5 char="8歳♀"]パパ~また「ぶくぶく茶」飲みたいよ~[/char]
[char no="11" char="パパ"]よーっし、じゃあまた作ろうね~♪[/char]