[char no=5 char="8歳♀"]ゴーヤー苦いから嫌い~![/char]
[char no="11" char="パパ"]ゴーヤーには、たくさん栄養があるから、いっぱい食べた方がいいんだよ。[/char]
身体に良い効果がたくさんあると言われているゴーヤーですが、独特の苦みが苦手な方もいるようです。
そんな方でも、美味しく飲めるのが、干したゴーヤーで作った『ゴーヤー茶』。
沖縄では日常的に飲まれているポピュラーなお茶で、苦みが和らぎ飲みやすくなるそうですよ。
そんなゴーヤー茶には、血糖値を下げたりダイエットなどに効果があると言われています。
今回は、ゴーヤー茶の作り方や効能効果、副作用についてご紹介します。
お好きなところからどうぞ
ゴーヤー茶とは?
ゴーヤー茶の材料として使われているゴーヤーですが、この呼び名は沖縄の方言で、正式名称は『ツルレイシ(蔓茘枝)』、和名では『ニガウリ(苦瓜)』と呼ばれるウリ科の植物です。
ですが、最近では、スーパーで売られている物も『ゴーヤー』と書かれていることから、この名前の方が一般的になっているように感じますね。
また、夏場になると『グリーンカーテン』として、家庭の窓辺で栽培される姿も良く見かけるようになりました。
独特の苦みが特徴のゴーヤーは、沖縄では昔から体に良い野菜として炒め物などにして食べられてきましたが、その苦みが苦手という方も多いようです。
そんなゴーヤーですが、お茶にすることで苦みが和らぎ飲みやすくなりますよ。
また、ゴーヤーを乾燥させることで栄養素が凝縮されるため、生のゴーヤと比較しゴーヤ茶は、
- カリウムが約15倍
- カルシウムは約18倍
- 鉄分は約27倍
も増えると言われています。
これらのことから、健康に良いお茶として人気が高まっています。
ゴーヤー茶の作り方や美味しい飲み方
身体に良い効能効果が期待できるゴーヤー茶ですが、実は、家庭でも簡単に手作りすることができるのです。
日持するので、夏の終わりにゴーヤーがたくさん収穫できた際には、ぜひ手作りしてみてはいかがでしょうか。
ゴーヤー茶の作り方
■材料(出来上がり10~20グラム程度。ゴーヤーの大きさによって変動します)
- ゴーヤー:1本(お好みで)
■作り方
- 良く洗って水分をふき取ったゴーヤを縦半分に切って、種とワタを取り除きます。
種は、実と一緒に干してお茶にしますので捨てないでください。 - 種とワタを取り除いたら、ゴーヤを薄く(1㎜程度)スライスします。
- 大き目のお皿に、キッチンペーパーやクッキングシートを敷き、ゴーヤと種を重ならないように広げて、天気の良い日に2日間ほど天日干しにします。
(干し網や、平らなザルであれば、尚良いです) - ゴーヤーが完全に乾燥したら、少し茶色くなって香ばしい香りがたつまでフライパンなどで乾煎りします。
(絶対に油は入れないでください!) - 乾煎りが終わったら、ゴーヤーと種を冷まします。
急須に入れて熱湯を注いで、5分ほど成分を抽出して飲むと良いでしょう。
煮出す時は、2~3分で大丈夫です。
*出来上がったゴーヤー茶は、密閉できる缶や瓶、ジップロックなどに入れ、湿気を吸わないように保存してください。
*淹れおわった後のゴーヤーの実は、佃煮などにリメイクすることもできます。
ゴーヤー茶の美味しい飲み方
ゴーヤー茶は、生のゴーヤーの苦さが和らぎ、飲みやすいと言われています。
その味は、濃い目のほうじ茶やウーロン茶に似ているという感想が多いようですが、やはり苦手という方もいらっしゃるようです。
せっかく作ったゴーヤー茶が好みでない時は、
他のお茶とブレンドすることで、美味しく飲むことが出来ます。
さらに、ブレンドした側のお茶の効能効果も得ることが出来ます。
おすすめのお茶は、クセのないところでは、麦茶や緑茶。
他の効能を得るなら、「どくだみ茶」や「さんぴん茶」などが人気のようです。
これらのお茶以外にも、お好みのお茶があれば、それらとブレンドしてみても良いでしょう。
また、ホットで飲むよりも、冷やしてアイスで飲む方が、クセが感じられず飲みやすいようですので試してみてはいかがでしょうか?
ゴーヤー茶の副作用は?
薬や薬草ではなく、野菜であるゴーヤーを原料したゴーヤー茶に副作用はありません。
また、お茶に付き物のカフェインもありませんから、どなたでも飲むことが出来ますが、ゴーヤーにアレルギーをお持ちの方は、ゴーヤー茶も避けた方が良いでしょう。
とはいえ、ゴーヤー茶には豊富な食物繊維が含まれているので、
一度に大量に飲むと、お腹が緩くなる(下痢)可能性もあります。
- ダイエット目的で飲む場合は、1日6~7杯
- 健康目的であれば、1日3杯を目安に飲みましょう。
また、ゴーヤー茶にはカリウムが豊富なことから、持病などでカリウムの摂取制限をしている方は、必ず主治医にご相談ください。
ゴーヤー茶には血糖値やダイエットに効能効果が!
健康効果の高いゴーヤー茶には、次のような効能が期待できます。
ダイエット効果
ゴーヤー茶には、脂肪を燃焼しやすくする作用を持つ『リノレン酸』が含まれているため、脂肪燃焼効果が期待できます。
このリノレン酸は、飲むことに加えて、軽い運動(ウォーキングなど)と組み合わせることで、更にダイエット効果が増すと言われています。
ただし、このリノレン酸は、ゴーヤーの種に含まれている成分となるため、種の入っていないゴーヤー茶では効果がありません。
ですが、ゴーヤの実に含まれる苦味成分である『チャランチン』と『モモルデシン』には、食後の急激な血糖値の上昇を抑える効果があるため、炭水化物ダイエットに似た効果があります。
さらに、ゴーヤー茶に含まれる食物繊維と、『モモルデシン』の大腸壁を刺激し、その動きを活発にすることから便秘が解消され、更なるダイエット効果へと繋がるのです。
むくみの解消
ゴーヤー茶に含まれるカリウムの働きによって、体内の余分な水分を排出する効果があるため、むくみの解消に繋がります。
沖縄のお茶の中でも特にカリウムの含有量が多いのが特徴です。
糖尿病や高血圧の予防
上にも書いた、ゴーヤの苦味成分である『チャランチン』と『モモルデシン』によって、食後の急激な血糖値の上昇を抑える効果と血糖値を下げる効果から、糖尿病の予防が期待できます。
カリウムの働きによって、体内の塩分濃度を適切に保ち、余分な水分を排出することから、高血圧の予防にもつながります。
コレステロール値の低下
『モモルデシン』には、肝臓の中性脂肪を減らして肝機能を高める効果もあります。
このことで、血液中の中性脂肪やコレステロール値を下げる作用が期待できます。
美肌効果
ゴーヤー茶には、ビタミンも豊富に含まれています。
特に、抗酸化作用のあるビタミンCによって、紫外線を予防し、シミやシワを防いでくれることから美肌・アンチエイジング効果も期待できます。
夏バテの防止
『モモルデシン』に期待される健胃や整腸作用と、ビタミンCの抗酸化作用によって、夏バテの防止に効果があります。
また、カリウムの利尿作用によって、体内の熱を下げることも期待できます。
さいごに
太陽の恵みを受けて育ったゴーヤーを干して作る『ゴーヤー茶』には、生のゴーヤーよりも凝縮された栄養成分が含まれ、体に良い効能効果がたくさんあるようです。
生のゴーヤーの苦みも和らぐことで、ゴーヤーの苦さが苦手な方でも問題なく飲めるゴーヤー茶は、自宅でも簡単に作ることが出来ますので、レシピを参考にしていただけたらと思います。
生活習慣病の予防やダイエット効果が期待できることから、積極的に飲みたいお茶の1つとして、試してみてはいかがでしょうか。
[char no=8 char="パパ"]苦味な苦手な子供には、ブレンド茶で飲みやすくしてあげるといいですね。[/char]