彩りに使われる絹さやの鮮やかな緑色は、お料理を引き立てますね。
お料理の引き立て役としての出番の多い絹さやですが、実は栄養豊富なため、もっともっと積極的に食べたい野菜なのです。
でも、絹さやの下処理が面倒、どっち側のすじを取ればよいかわからない…そんなこともありますよね。
[char no=5 char="8歳♀"]ねえねえ。おばあちゃんおしえて~[/char]
[char no=10 char="ジジとババ"]もちろんもちろん。絹さやの下処理は意外と簡単なのよ。[/char]
ちょっとしたコツを覚えてしまえば、絹さやの下処理は簡単ですし、電子レンジを使えばお湯を沸かす手間も必要ありません。
今回は、絹さやの下処理の仕方や、冷凍保存でくっつかない方法などをご紹介します。
お好きなところからどうぞ
絹さやの下処理を電子レンジで簡単にする方法
おかずやお弁当に少し彩りを添えたい時に重宝する絹さや。
常備しておくと大変便利な食材ですから、まとめて手に入った時は、冷凍保存をしておくと良いでしょう。
絹さやの下ごしらえ(すじとりは記事下で説明しています)が済んだら、茹でていきます。
通常通り、お湯で茹でる方法もありますが、少量の絹さやを茹でるのであれば、電子レンジを使うとお湯を沸かす手間もなく、とても便利です。
【手順】
- 下処理した絹さやを軽く洗います。
- 濡れたままラップに包んで、 600Wのレンジで1分間加熱します。
- すぐに取り出し、冷水に放ちます。
*量が多い場合は耐熱容器などを使い、加熱時間を調整してください。
*茹でた絹さやは、冷蔵庫で保存し2日ほどで食べきると良いでしょう。
絹さやの下処理ですじとりはどっち?
いざ、彩りや、卵とじなどのお料理にした絹さやを食べたときに、すじが口の中で残ると、ちょっとがっかりしてしまいますよね。
すじを取ろうにも、絹さやのすじとりをする際、どっち側のすじを取れば良いのか迷う場合も…。
絹さやのすじは、ちょっと面倒でも両側とも取ってしまうのが、一番安心です!
【下処理の仕方】
- 絹さやをきれいに水洗いし、水分を切ります。
- へた側の先端を豆が寄っている側へポキッと折って、下に向かってスーっ引っ張りおろしてすじを取る。
- おしり側の先端を反対側にポキッと折り、へた側に向かってスーっと引っ張りおろしてすじを取る。
もし、最初のポキッと折るときに絹さやが、しなびていて折ることが出来ない場合は、一旦、冷水に漬けてシャキッとさせると、すじをとりやすくなりますよ。
1つひとつが小さい絹さやのすじ取りは、面倒に感じるかもしれませんが、やり方はとっても簡単です!
両側ともやるのが手間な場合は、豆が並んでいる側(さやが直線に近い方)の太い筋だけでもしっかり取ると、食べた時の舌触りがかなり違いますので、ぜひ試してみてくださいね。
美味しい絹さやの選び方
『絹さや』は、成長すると『えんどう豆(グリンピース)』になります。
えんどう豆の成熟する前の柔らかい、さやの状態が絹さやと呼ばれ、食卓に上っているのです。
ですから、絹さやを選ぶ際には、中の豆がふくらみすぎていないものを選びましょう。
豆がふくらみすぎているものは、中の豆が育ち過ぎて、肝心のさやの部分が硬くなってる場合が考えられます。
なるべく、豆が小さく平らな物の方が、さやが柔らかく美味しく食べられます。
また、絹さやの緑色が鮮やかで、みずみずしい、しっかりとしたものを選びましょう。
豆が小さく平らでも、くにゃくにゃと曲がるものは鮮度が落ちていますし、へたの部分の切り口を見て、茶色くしぼんでしまっている物は時間が立っているものなので、そういった物は避けましょう。
絹さやの保存方法
絹さやは、乾燥に弱く、放置しておくとすぐにしんなりとしてしまいます。
購入後、調理するまで時間が空くようなら、乾燥しないように濡らしたペーパータオルや新聞紙などで包みビニールかポリ袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室など保存しましょう。
すじとりをしたきぬさやを美味しく食べるためには、美味しい絹さやの選び方や保存方法も大事です。
絹さやを冷凍保存する時にくっつかない方法
出典:cookpad
絹さやは、生で冷凍すると歯ざわりが悪くなってしまいます。
ですから、絹さやを長期保存する場合は、茹でてすぐに冷凍保存することをおすすめします。
とはいえ、茹でたものをそのままラップなどで包んで冷凍してしまうと、全部くっついて凍ってしまし、いざ使う時に不便です。
凍らせる前にひと手間加えることで、くっつかないで冷凍保存ができますよ。
【手順】
- 茹でた絹さやが冷めたら、ペーパータオルや清潔な布巾でしっかり水気をふき取ります。
- バッドなどにラップを敷き、それぞれが重ならないように絹さやを並べて、ラップで覆って、2時間ほど冷凍します。
- 2時間たったら、冷凍庫から取り出し、冷凍用保存袋など移し入れ、冷凍庫で保存します。
*こうしておけば、絹さやは冷凍保存袋の中でもくっつきませんから、使いたい時に必要な分だけを取り出しやすくなります。
*使う時は流水にさらすかレンジで解凍します。煮物などには、そのまま加えてもOKです。
*冷凍しておけば3か月前後は保存がききます。
さいごに
お料理の彩りに欠かせない、緑がきれいな絹さや。
ちょっとしたときにすぐ使えるように、冷凍保存しておくととても便利な野菜です。
面倒なすじ取りの下処理も、きちんとしておけば口当たりよく美味しくいただけますよ。
すじ取りの仕方や、くっつかない冷凍保存方法などをご紹介したので、参考にしていただけたらと思います。
また、成長するとえんどう豆(グリンピース)になる絹さやには、身体に良い栄養成分が豊富に含まれていますから、毎日の食事に摂り入れることをおすすめいたします。