突然、激痛に襲われる『痛風』という病気。筆者の同年代の友人にもちらほら現れています。
筆者のように30代にもなれば、年齢的に注意しなければいけない病気なんでしょうね。
その初期症状には、かゆみなどの違和感があるそうですが、痛風の症状が出てしまった場合、足の指や甲などの腫れや痛みの緩和に湿布などは効くのでしょうか?
今回は、痛風の症状緩和に有効な方法などについて、周りの友人のケースも合わせてご紹介します。
痛風の初期症状はかゆみに注意!
体外に排出されなかった尿酸が体内で結晶化し、それら関節に付着することで起きる『痛風』。
痛風の痛み(痛風発作)は、夜中や明け方に起こりやすく、激しい痛みを伴うようです。
これは、夜は人間の体温が下がり、それによって血液の循環が悪くなるため、尿酸の結晶ができやすいことが原因と考えられています。
そして、そんな痛風発作が起きる前には、初期症状があると言われているようです。
足の親指の付け根がピリピリと痛む、鈍痛を感じる、ムズムズとしたかゆみ、また、足の裏のしびれやかゆみ、ほてりやこわばりを感じるなど、初期症状は人によって様々。
ですが、これらの初期症状が現れて6~12時間後には痛風発作が起きる可能性が高くなっているようですから注意が必要ですね。
こういった初期症状は、痛風発作の経験者ほど敏感に察知できるようですが、痛風発作を経験したことのない人は、重大だとは考えずに放置してしまう場合がほとんどだそうです。
筆者の周りの友人も、痛風を繰り返している人をよく見ます。
治ったと思って安心し、不健康な食生活を繰り返すのが原因だと考えられますね。
痛風の症状が現れているうちは節制する人が多いようですが、油断してしまうのでしょうね。
痛風の症状が発症した夜は、激しい痛みで飛び起きることもあるとか。
もし、痛風を治療中であれば、『コルヒチン』などの痛風発作緩解薬を処方してもらうこともできますが、初めての時は、前兆に気付かず、痛風発作を起こしてしまうことになる訳です。
夜中に突然、激痛に襲われ、原因もわからずパニックになってしまう場合も考えられますね。
一番良いのは、なるべく早く病院で診てもらうことですが、夜中では、なかなかそうはいかない場合も多いのではないでしょうか。
そんな時は、とりあえず痛みをどうにかしたいと考えると思いますので、もし、痛風だった場合の対処の仕方についてご紹介したいと思います。
痛風の症状で足の甲の腫れや痛みに湿布は効く?
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痛風の症状は、痛み以外にも患部が赤く腫れるなどといった目で見てはっきりと分かることが多いようです。
では、痛風発作の痛みを和らげるためにできることは、どのようなことでしょう。
- 患部を冷やす
症状が出やすい足の指の付け根や甲の部分に腫れが見られるようなら、まずは患部を冷やす事が痛みの緩和に繋がります。
氷や保冷剤などがあれば、それを使い患部を冷やします。
もし、鎮痛効果のある冷湿布が手元にあるようなら使ってみても良いでしょう。
保冷剤だけで冷やすだけよりも効き目があるようです。 - 水分を摂る
冷やす事以外では、水分の補給が有効です。
水分を取ることで体内の尿酸濃度が薄まり、痛みを和らげるのに効果があります。
この場合は、コーヒーやお茶、ジュースではなく、普通の水を飲むと良いでしょう。 - 安静に過ごす
痛風の場合、主に下半身に尿酸が溜まりやすいため、痛みが下半身、特に足に出る場合が多いです。
もし、足がいたむようでしたら、心臓の位置よりも足を高くして安静にするのも良いようです。
ただし、この方法は治りが遅くなることもあるそうなので、様子を見て行ってください。 - 痛み止めについて
患部の激痛緩和の為、痛み止めを使いたくなるかもしれませんが、アスピリン系の痛み止めは症状を悪化させたり、長引かせる恐れがあるようです。
お手持ちの市販の鎮痛剤の成分が分からない場合は、むやみな服用は避けた方が良さそうです。
以上となりますが、これらは、一時的に痛みを緩和する処置となります。
病気の診断や根本的な治療のためには、病院にかかることをおすすめしますよ!
次は、痛風が疑われるときに行ってはいけないことをまとめてみました。
痛風発作で行ってはいけないことは?
痛風の時にやってはいけないことを意外に勘違いをしている人が多いようです。
痛みを大きくするだけでなく、症状を悪化させてしまいこともあるので、注意が必要ですね。
- 患部を温める
痛みにはマッサージが効果的な場合もありますが、痛風の場合は血液量が増加することで痛みも増し、逆効果になってしまいます。
同様の理由で、患部を温める温湿布や入浴も避けましょう。 - お酒を飲む
痛みを紛らわすために強いお酒を飲みたくなる場合もあるかもしれませんが、痛風発作を悪化させる原因にもなりかねませんので、アルコールは控えましょう。
お酒は、体調の悪い時に控えたいものの一つですね。
マッサージも、診断名がつかない場合は、行わないほうが無難ですね。
痛風かもしれないと思ったらすぐ病院へ!
夜中に突然、痛みに襲われ、痛風かもしれないと思った時は、症状が落ち着いたらなるべく早く、病院で受診をすることが肝心です。
痛風発作は、たいていの場合、1週間から10日ほどで症状が治まり、しばらくすると全く症状が出なくなってしまうため、病院にからず放置する人も多いとか。
最近では、医療が進み、痛風に効く良い薬も開発されているため、正しい治療を受ければ、問題なく健康な生活が送れます。
また、痛風に似た症状の病気もありますから、素人判断はせずに、一度は病院にかかることをおすすめします。
痛風の治療は、プリン体の少ない食事や運動による肥満の解消といった生活習慣の改善を第一に行います。
またビールなどの酒類も飲みすぎると、痛風になる可能性が高まってしまいますので、飲酒制限も有効でしょう。
これらを行っても尿酸値が低下しない場合は薬物療法を用いる場合もあるようですので、医師との相談は不可欠になるでしょう。
さいごに
痛風は、主に下半身に症状が現れるようですね。
多くの場合、痛風発作の前に初期症状があるようで、かゆみやしびれなどの違和感がある場合は注意してください。
もし、痛風発作が起こってしまった時には、冷やす効果のある湿布などで足の指や甲などの腫れを冷却すると効果があります。
それ以外にも、痛みを緩和する方法や、逆に注意することを載せましたので参考にしていただけたらと思います。
もし痛風を発症してしまっても、健康を維持することができるようです。
しかし、まずは痛風発作を起こしてしまう前に生活を見直すことが大事ですね。
比較的30代の男性から増えていく痛風ですが、普段から食生活に気をつけて過ごしたいものですね!