毎年、国勢調査で生涯未婚率というものが発表になっていますが、男女ともに結婚しない(できない?)人が増えているようです。
日本は少子高齢化社会で、人口が減っていることも深刻な問題ですが、その原点にはそもそも結婚しない男女が多数いることが原因のようです。
なるべく簡単に子供に説明してあげたいと思います。
[char no=5 char="8歳♀"]パパー、ショウガイミコンリツってなーに??[/char]
子を持つ親としては、男女が安心して結婚できる世の中になって欲しいと願っているのですが・・
過去の推移や今後の予想についてのパパなりの私見を考えてみたいと思います。
お好きなところからどうぞ
生涯未婚率とは何か簡単に子供に説明
[char no=10 char="ジジとババ"](ジジ)生涯未婚率とは、50歳時点で一度も結婚していない人の割合(数)じゃよ。
(ババ)50歳以上で結婚した人は含まれていないから、一生結婚しない人とは言えないのよ。[/char]
もっとくわしく説明!
45歳から49歳と、50歳から54歳の未婚率(結婚経験のない人の割合)の平均値から、50歳時点の未婚率を計算した指標
50歳以上で結婚する人は少ないため、50歳時点での未婚率を「生涯未婚率」と呼んでいる。
そのため50歳以上で結婚した人は統計対象外となっている。そのため、完全に「一生結婚をしない人」を意味するわけではない。
この点は「生涯未婚率」という言葉を使っているため誤解しやすく注意が必要です。
過去の推移や今後の予測は?
1970年代の日本人の生涯未婚率
- 男性が1%台
- 女性が3%台
ほとんどの人(90%以上)が50歳までに結婚を経験していました。
2010年の日本人の生涯未婚率
- 男性が20%台
- 女性が10%台
劇的に生涯未婚率が増加し、男女合計で約30%の人が50歳までに結婚を経験しないようになりました。
2017年の日本人の生涯未婚率
- 男性が約23%
- 女性が約14%
さらに生涯未婚率が増加し、2017年には男女ともに過去最高を記録した。
これだけ結婚を経験しない人が増えたんですね。
結婚しない人が増えると、将来の日本の人口が益々心配ですね。
[char no=9 char="ママ"]私は、子育て環境に対する理解者が減るのではないか心配です・・。[/char]
生涯未婚率が増加した理由は?
生涯未婚率が増え続け、2017年に過去最高を記録したのには理由があるのでしょうか?
国もネット上でも話題になっているようですが、これには色々な問題が複雑に絡み合っていると思います。
[char no=7 char="にゃー"]結婚や子供って確かに大変そうだけど・・なんでみんな結婚しないのかにゃー??[/char]
結婚資金の不足
国は、若い世代の非正規労働者が増えたことで、昔よりも若い世代の賃金が低く、しかも不安定なのが未婚の大きな原因として挙げています。
経済がうまくいかないのを国の政策と批判する人もいますが、世界的な不景気は、国の政策でどうこうできる問題ではありませんからね。
現在は、昔よりも男女の賃金格差も無くなってきているし、共働き家庭も増えているので、男女が一緒に頑張れば解決できそうな問題ですが、どうなんでしょうか?
生き方の多様化
結婚をしたり、子供を持つことに価値を感じている人が減っているのではないでしょうか?
ニュースなどを見ていると、そもそも恋愛に興味のない人も増えている傾向にあるようですね。
昔よりも人やモノ・情報などの動きがダイナミックで、色々な生き方を選べる時代になりました。
そのため、人々の価値観の多様化も大きな原因だと思います。
[char no=10 char="ジジとババ"]昔は結婚するのが当たり前だと育てられたが、そういう時代ではなくなったんじゃのぉ[/char]
社会の仕組み
結婚と出産を同一視している日本と比べ、諸外国では「同性婚」が認められたり「婚外子出生率」が高かったりしていて、特に欧州(フランスなど)では出生率(合計特殊出生率)が回復傾向にあるようです。
これは、制度として社会の仕組みが整えられているのが理由で、この点、整備の遅れている傾向にある日本は対処をしなくてはいけません。
また、制度を整えるために(結婚と出産を同一視しがちなどの)「思想の転換」も柔軟にしないといけないと思います。
「けしからん!」という人もいるでしょうが、長い目でみると大きな世界的な流れに逆らうことはできないのかもしれません。
[char no=6 char="わんぽ"]世の中の動きに合わせて、変わらなくてはいけないけど、やっぱり将来は不安だね・・。[/char]
さいごに
生涯未婚率とは何か?なるべく簡単に子供に説明しましたが、なぜ2017年に過去最高を記録したのか理由を説明するのは、さすがに難しかったです。
生涯未婚率が増加したのは様々な理由があるのでしょうが、良い悪いは別にして、子を持つ親としては子供たちが生きる将来が心配なのが本心です。
パパなりに過去の推移や今後の予測をしてみましたが、変化が早くてしかも劇的な現代では、柔軟な思考を持ち変化に対応していく柔軟性が必要ではないかと思いました。
将来、子供たちがどういう結婚感を持ち、どういう結婚をするのかはわかりませんが、パパの個人的意見としてはぜひ結婚して可愛い子供たちを育てて欲しいと思っています。
[char no=8 char="パパ"]今、パパはママや子供たちがいて幸せだからね![/char]