いよいよ長い冬が終わり、ポカポカ陽気の春がやってきます。
4月からは新しい進路に進む人も多く、新しい季節にワクワクしているのではないでしょうか?
ちょうどそんな時に訪れる「春雷(しゅんらい)」ですが、本来はどういう意味があるのでしょうか。
また昔から俳句の季語やことわざとして使用されてきた「春雷(しゅんらい)」の使い方などを説明してみたいと思います。
(※初心者なのでおてやわらかにお願いします。気付きがあれば、最後にコメントいただけると嬉しいです。)
春雷(しゅんらい)の意味とは?時期や季節
春雷の意味とは、3月から5月くらいに時期に起こり、冬の終わりを告げる雷のことです。
雷は1年中を通して起こる自然現象ですが、立春後に起こる雷を「春雷」と呼びます。
冬から春へ季節が変わる時の寒冷前線の動きが影響し、夏の雷に比べて短時間で音も小さめなのが特徴の雷です。
一緒に「ひょう」を伴うこともあり、農作物に大きな被害を与えることもあり、農家の方にとっては心配な雷です。
また、春の訪れを知らせる雷とも言われており、別名「虫出しの雷」とも呼ばれています。
そう言えば、ジャニーズのアイドルグループ「KinKi Kids」が、シングルのカップリング曲で「春雷」という名前の曲を出しましたが、筆者的にはその曲がかなりイイ感じだったのを覚えていますね。
夏が暑くなる?
ところで、春雷が多く発生する年は、夏が暑くなると言われていますが本当でしょうか?
春雷が多く発生する年は、東西に伸びた前線がよく発達しています。こうなると、太平洋高気圧の勢力が強くなるなり、結果として、夏が暑くなると言われています。
夏が暑くなると嫌だ!という方も多いでしょうが、農作物がよく育ち、豊作になるなど良いことも沢山あります。
ただ、日差しは人にとっては有害になる場合もありますので、日焼け止めなどで対策をしておきたいですね。
【関連記事】子供の日焼け止めは毎日塗っても大丈夫?おすすめのオーガニックで落とし方も簡単
【関連記事】日焼け止めクリームの効果的な塗り方や持続時間は?成分や落とし方!
我が家では、暑い夏の方が子供たちが喜んで元気に遊ぶので、暑い夏は大歓迎ですね。
春雷(しゅんらい)は季語
春雷(しゅんらい)は、俳句の季語にも使用され、「音」に注目した使い方が多いようです。
春という単語が入っているため季語とわかりやすいですね。
春雷(しゅんらい)のことわざを説明
春雷を使ったことわざをご紹介します。
鳴り伝ふ春いかづちの音さえや心燃えたたむおとにもあらじ(斎藤茂吉)
初雷のごろごろと二度鳴りしかな(河東碧梧桐)
初雷の鳴り足す如く間遠なり(高田蝶衣)
春雷のあと昆虫もいづこにかひそみて石に藤の花冴ゆ(大野誠夫)
春雷や雹降らす谷したがへて(中村汀女)
春雷や水仙の芽の足らぬなり(金田咲子)
さいごに
春雷(しゅんらい)の意味とは、本来は立春の後の雷のことで、冬の終わりを告げる雷のことです。
昔から「俳句の季語」や「ことわざ」としても使用されています。
それぞれの使い方を説明しようとしましたが、筆者が初心者のため少し難しかったですね。
もしご存知の方がいれば、最後にお気軽にコメントいただけると嬉しいです。