外遊びが大好きな子供たち。私たち大人と違って暑くても寒くても、公園に行きたがりますよね!夏場はもちろん、冬でも天気の良い日は、意外と日差しがきつくて日焼けが心配…。
そして、夏になると、今度は、虫刺されも心配です。子供に付き合う私たち大人も、それは同様ではないでしょうか?
ある日ふと気になりましたが・・夏の日中、日焼け止めと虫除けスプレーを一緒にぬる時の順番は、どちらを先にすれば良いのでしょう?
そもそも、一緒に使っても効果は大丈夫なのか?気になりますよね。今回は、それらの疑問について調べてみました!
お好きなところからどうぞ
日焼け止めと虫除けスプレーを一緒にぬる時の効果は大丈夫?
まず、結論から言うと、一般的に販売されている日焼け止めと虫除けスプレーは、一緒にぬっても問題はないようです。一緒にぬることで、それぞれの効果を打ち消し合うようなことはありませんし、併用が直接の原因となる肌トラブルなどは起こらないと言われています。
とはいえ、ぬる順番では効果が弱まってしまうこともあるので注意が必要です。
そこで、まずは、日焼け止めと虫よけスプレー、それぞれがどのようにして効果を発揮しているのか調べてみました!
日焼け止めについて
日焼け止めは、大きく2種類に分けることができます。
一つは、『紫外線吸収剤』が使用されているもので、これは、その名の通り紫外線を吸収し化学変化で熱などのエネルギーに変換し放出することで、皮膚の日焼けを防ぐというものです。
もう一つは、『紫外線吸収剤』不使用の“ノンケミカル(ケミカルフリー)”日焼け止めと呼ばれます。この、“ノンケミカル(ケミカルフリー)”日焼け止めは、『紫外線散乱剤』が使用されていて、化学変化ではなく配合された散乱剤(パウダーなど)で鏡が光を反射させるように紫外線を反射させることで皮膚の日焼けを防ぎます。
どちらの日焼け止めもメリットデメリットがありますが、共通しているのは『日焼け止め剤の膜で紫外線を吸収、または反射する』ことで日焼け止めの効果を得ることなのです。
虫除け剤について
一般的な虫除け剤は、スプレータイプやエアゾールタイプなどがありますが、そのどれもに共通しているのは、『塗布した薬剤が揮発する』ことによって虫除けの効果を得ることができます。薬剤が揮発し、空気中にある程度の濃度となることで、虫が近寄らなくなる仕組みです。
では、これらを踏まえて、日焼け止めと虫除けスプレーを一緒にぬる順番を考えてみましょう!
日焼け止めと虫除けスプレーを一緒にぬる時の順番は?
さて、上で書いた通り、日焼け止めは膜を張って紫外線を防ぎますし、虫除けスプレーなどは薬剤の揮発によって虫が寄るのを防ぎます。この特徴から考えて、まず、日焼け止めを塗って、その上に揮発させる必要のある虫除けスプレーを塗るのが正しい使い方となりますね。
もし、順番を逆にして、虫除けスプレーをした後に日焼け止めを塗ってしまうと、虫除け剤の上に日焼け止めの膜ができてしまい、虫除け剤が揮発する妨げになってしまうのです。この順番さえ守れば、日焼け止めも虫除けスプレーも本来の効果を発揮できますね!
ただ、シートタイプの虫除け剤は、先にぬった日焼け止めをふき取ってしまうこともありますから、重ねぬりには向いていないと言えますので、日焼け止めの必要のない夜などに使うのが手軽で便利かもしれませんね。
尚、スプレータイプの日焼け止めの場合は、ぬった部分が乾いてから虫除けスプレーをぬりましょう。
日焼け止めと虫除けスプレーと塗り薬や化粧品も一緒の時は?
上に書いた通り、揮発させることで効果が得る虫除けスプレーは日焼け止めの後にぬるのが正しいことがわかりました。では、ここに、塗り薬や化粧品を加えると、順番はどうなるでしょうか?
答えは、
- 塗り薬
- 日焼け止め
- 化粧品
- 虫除け剤
の順番となります。
塗り薬を一番先にするのは、薬は皮膚に入り込んで効果を与えるためです。もし、塗り薬の下に他の成分を塗ってしまうと、薬の効果が下がる場合がありますから注意が必要ですね。(お使いの薬が日焼け止めや虫除け剤と併用できるかどうかについては、医師や薬剤師にご相談ください)
日焼け止めと化粧品は、どちらが先でも問題はありませんが、最近は、化粧下地として使えるタイプもありますので、お手持ちの日焼け止めを確認の上、化粧品とどちらを先にするかを決めてみてください。ただし、スプレータイプの日焼け止めならば、化粧品の後がよいかもしれませんね。
そして、上にも書いたように、揮発させることで効果を得られる虫除けスプレーは、必ず最後にしてください。それぞれを正しく使うことで、より効果を得られますから、これらの順番を参考にしていただけたらと思います!
日焼け止めと虫除けが一緒になったアイテムも!
一緒にぬっても大丈夫だとわかっても、日焼け止めと虫除けスプレーを重ねてぬるのはちょっと…という方には、最初から日焼け止めと虫除け剤が一つになった商品も販売されています。今回は、子供にも使えるお肌に優しいアイテムをご紹介しますね!
『アロベビー UV&アウトドアミスト』 SPF15
赤ちゃんが付けることを第一に考えられた日焼け止め+虫除けスプレー。その為、SPFも15と強すぎないようになっています。『紫外線吸収剤』不使用の“ノンケミカル”に加えてオーガニック成分100%処方、虫除けもディート不使用、さらに日本製なので安心して赤ちゃんや幼児、肌の弱い方でも使えます。ミストタイプなので手軽に塗り直しができまた、お湯で落とせるのも手軽で魅力的。
『ママバター(MAMA BUTTER)UVミストアロマイン』
子供でも使える、日焼け止め+虫除けミスト。『紫外線吸収剤』不使用の“ノンケミカル”日焼け止めで、虫が嫌がるハーブの香りで虫除け効果もあります。石鹸でも洗い流せるタイプです。「無香料」タイプもありますが、そちらは虫除け効果はないので、購入の際はご注意くださいね。
いかがですか?どちらも、小さなお子さんでも使えるタイプの日焼け止め+虫除け効果があるアイテムです。有機素材のオーガニックを使用していますので、アレルギーなどをご確認の上ご使用くださいね。
まとめと感想
日焼け止めと虫除けスプレーを一緒にぬる時の順番は?効果は大丈夫?についてまとめてみましたが、どうでしたか?
この二つを一緒にぬる時は、それぞれの効果を考えて、日焼け止めを先に、虫除けスプレーを後にすると良いようです。塗り薬や化粧品も一緒に使う際の順番も載せたので、参考にしてくださいね!
また、日焼け止めと虫除けスプレーが一緒になっている商品もご紹介しました。日焼け止めや虫除けスプレー、それぞれを正しく使って、大事なお肌を紫外線や害虫から守りましょうね!