WBSS2018の1回戦で井上尚弥の対戦相手に決まったファン・カルロス・パヤノ
試合前の予想では、井上直也の圧倒的な有利
序盤から中盤にKO勝利が予想されています。
しかし、ファン・カルロス・パヤノの実績や経歴を見ていくと、
元WBA世界スーパーチャンピオンでもあり、そうそう簡単な相手とは思えません・・。
井上尚弥とファン・カルロス・パヤノの勝敗結果予想や番狂わせの可能性についてチェックしていきます!
[char no="18" char="はじめパパ"]なんてったって元世界スーパー王者だからね![/char]
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ファンカルロスパヤノの実績や経歴
名前:ファン・カルロス・パヤノ
生年月日:1984年4月12日(34歳)
国籍:ドミニカ共和国
戦績:20勝9KO1敗
実績:元WBAバンタム級スーパー王者、IBO世界バンタム級王座
34歳という年齢の割に戦績が少ないものの
アマ時代には、アテネと北京の五輪代表になっています。
日本人では、ロンドンオリンピックでミドル級の金メダリストになった
村田諒太のような経歴を歩んでいる選手です。
オリンピックでは金メダルを取った村田諒太級とは言わないまでも
プロ転向後は「元WBAバンタム級スーパー王者」「IBO世界バンタム級王座」という素晴らしい経歴を持っています。
ファンカルロスパヤノが唯一負けた相手は?
2団体の世界王者を獲得したファンカルロスパヤノですが、
2016年6月18日に唯一の敗戦を喫しています。
その相手が、アメリカ人の「ルーシー・ウォーレン」
この選手も3大会連続で五輪出場をした経歴を持つ、アメリカの英雄です。
技巧派(テクニシャン)同士のこの対戦は、
僅差の判定でルーシー・ウォーレンが勝利しました。
ファンカルロスパヤノは敗れてしまったものの
アマ時代(五輪選手)に培ったテクニックを基礎にした
世界最高レベルの選手であることは間違いありません。
ファンカルロスパヤノと井上尚弥の勝敗は予想外の結果に?
2018年7月20日にロシア・モスクワで行われた
ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」の組み合わせ抽選会
実は井上尚弥の方から1回戦の対戦相手にファンカルロスパヤノを指名しています。
テクニック重視でしぶといファンカルロスパヤノですが、
今回の対戦で最も注目すべき点は、これまで
「ファンカルロスパヤノにはKO負けがないこと」です。
井上尚弥が指名した理由は色々とあるようですが
- 実績のあるファンカルロスパヤノを倒して世界的な知名度を上げるため
- 先にライアンバーネットがノニトドネアを指名したため
もし早いラウンドでKOできずに、最終ラウンドまでもつれ込むようなことがあれば、
勝敗は予想外の結果となる可能性も十分に考えられます・・。
ファンカルロスパヤノと井上尚弥は番狂わせの可能性も!
ファンカルロスパヤノはWBSS2018に出場する選手の中で最年長の35歳
年齢的にもラストチャンスととらえて、今回のWBSS2018には
並々ならぬ覚悟を感じさせるコメントをしています。
「このトーナメントに加わることが出来て大変光栄です、世界トップへの地位を回復する素晴らしいチャンスを楽しみにしています。ベストと言われる戦いを経て、最終的にクラス最高の選手と認められることは素晴らしいことです。」
「イノウエと戦うことに興奮している」
「オレが勝つ!」
「五輪出場」「元WBAバンタム級スーパー王者」「IBO世界バンタム級王座」という
素晴らしい実績や経歴を全て出し切って、最後という気持ちでぶつかってきたら
何が起こるかわからないボクシングで、番狂わせが起きてもおかしくないかもしれません。
[char no=9 char="ママ"]大ベテラン選手って感じね~♪[/char]
[char no="11" char="パパ"]そうそう。実績や経験が豊富だから怖いんだよ![/char]
ファンカルロスパヤノまとめ
ファンカルロスパヤノは2団体の世界王者に輝いた選手ですが
人気はどちらかと言えば、地味な印象の選手です。
しかし、これまでの実績を見てもわかるように実力は十分です。
コメントからも、ボクシングキャリアの最後に
華々しい実績を残そうとしていることは間違いなさそうです。
唯一負けた相手のファイトスタイルを分析すると、
テクニック重視よりも井上尚弥のようなパワー重視の選手との
戦いの方が得意そうで、対戦相手としては危険です。
こういうチャンスの少ない選手に光を当てたWBSSの選手選考はグッドですが
井上尚弥には注意して戦って欲しいと思います。