僕は、子どもたちの未来について考えるラジオ番組を制作しています。
教育だけでは片付けられないことがたくさんあります。
そして、とりまく「環境」は、年々特徴が変わってきていますし、家庭によっても様々です。放課後の遊び方も変わってきています。
[char no=8 char="パパ"]時代によって、子供を取り巻く環境が大きく変わるんだね![/char]
そして問題になっているのが、子どもの「ひきこもり」です。ではなぜ「ひきこもり」が起こってしまうのでしょうか?
時代背景から考えてみたいと思います。
時代背景から考える子供の「ひきこもり」とは?
皆さんが子どものころ、放課後はどのように送っていましたか?
友達と遊んでいましたか?家の中でこもっていましたか?
僕が子供のころは、団地暮らしでもあったので、学校が終わると家の近くや学校付近でみんなとよく遊んでいました。
遊ぶ場所も裏山や公園など様々でした。そして親の指導で17時には帰宅をして21時には就寝していました。
[char no=4 char="10歳♂"]外で友達と遊ぶの大好きー!![/char]
[char no=10 char="ジジとババ"]昔の子供はゲームやスマホなんてなかったからの~[/char]
しかし現代社会では、学校が終わると学童保育に預けるか、塾(主に個別指導)に通わせているケースが多いですね。
その為、以前のようにみんなで一緒に外で遊ぶという事が少なくなり、近所付き合いも少なくなって、遊ぶとしても一人でスマートフォンのゲームを楽しんでいるというのが現状のようです。
背景としては、両親が共に働くことが当たり前になり、学校が終わると子どもが一人で家にいなくてはならず、子どもをどこかに預けていれば心配ないという事が挙げられます。
子どもたちも夜遅くに帰宅するので、以前に比べると睡眠時間が少なくなっています。
[char no=9 char="ママ"]今は共働きの家庭が多いからね・・[/char]
「ひきこもり」になるという事は、自分自身に自信がなくなっていることだと僕は思います。
つまり「自己肯定感(自己を肯定する感覚、「自分は大切な存在」だと感じる心の感覚)が低い」という事です。
昨今の社会情勢で、働くことにおいても多様なニーズに応えなくてはならず、親世代は日々疲弊しています。
自宅に戻ると、疲労でなかなか会話もできていない事から、親自身も自己肯定感が低くなり、それが子供にも影響を与えていることが考えられます。
子供の「ひきこもり」を治す方法
では、どうすれば「ひきこもり」を治すことができるのでしょう。
それは、スポーツメンタルトレーニングと呼ばれる方法です。
言葉だけを聞くと難しい部分があるようですが、実際はいたって簡単なのです。
- どのように考えるか
- どういう気持ちになるか
- どう動くか
これは普段の生活でも行っていることでしょう。だから、メンタルと聞いて特別なことを考える必要はないのです。
精神を鍛える方法論は後程記載するとして、なぜ「ひきこもり」が起こってしまうのでしょうか?
先程も述べた通り、僕が子どものころに比べると、直接会話をすることが減ったように感じます。
それは、時代がデジタル化に変わっていったことも影響しているでしょう。
[char no=5 char="8歳♀"]だけど、ゲームやスマホほしーよー♪[/char]
[char no="20" char="ママ"]デジタル化とうまく付き合っていく方法を親が一緒に考えるといいわね♪[/char]
インターネットの普及から始まり、携帯電話・スマートフォンも子どもたちが所有するようになり、直接会話をすることなく簡単にコミュニケーションが取れる時代になりました。
容易にできる分、ご近所同士の会話も減りましたし、携帯電話の普及で固定電話の使用が減ったことで、友達の家に電話をする場合、本人を呼び出すために電話に出られる方と正しく会話をし、友達を呼び出すというシーンもなくなりました。
友達を固定電話を通じて外でのコミュニケーションは減りました。
だからコミュニケーションで補っていたものが減ってしまい、子どもたち本人も自分自身に自信がなくなってしまったことが考えられます。
スポーツメンタルトレーニングで精神を鍛える方法
では自分自身に自信を持たせるためにはどうするべきなのか?
ここで先程のスポーツメンタルトレーニングが必要になってくるのです。
(スポーツ)メンタルを構成する要素は3つあると考えられます。
「思考」「感情」「行動」
[char no="16" char="はじめパパ"]この3つがそろったメンタルは、目標に向かって強力な「力」になります。[/char]
人間が考える「思考」には「良い思考」と「悪い思考」があると言われています。
まずは「良い思考」をしっかり持つことです。これにより目標に進む力が大きくなります。
次に「良い感情」を持つことです。
例えば、初めてチャレンジすることがあったとしましょう。初挑戦ですから、失敗して当然です。しかし、それを見ている親から「そんなこともできないのか」と言われてしまえば、恐怖心を持ち「悪い感情」となります。
少しずつ成功に向かってステップアップすることで親が適切にほめる言葉をかけると、子どもは「良い感情」を持つことができ、もっと上達をしようというモチベーションに変わっていきます。
最後は「良い行動」をすることです。ここは目標に向かう「行動」ができているかです。
「思考」「感情」「行動」この3つの要素が良いものであれば、人間は強いメンタルを手にすることができ、外に向かって行動することになりますから、引きこもることはおのずと無くなります。