5月5日といえば子供の日、『端午の節句』ですよね!
鯉のぼりを立てて、縁起物の柏餅やちまきを食べるなどして、男の子の成長をお祝いする日。
ですが、最近では自宅の庭が狭い、マンションやアパートなどの集合住宅に住んでいるなどの理由で、鯉のぼりは難しい…と思っていませんか?
実は、ベランダに取り付けられる鯉のぼりが増えていて、人気なのです!
季節の風物詩の鯉のぼりが見られるのは嬉しいですね。
そこで今回は、ベランダ用鯉のぼりの取り付け方法や設置パターン、その他の注意点などについてまとめてみたいと思います!
お好きなところからどうぞ
マンションのベランダに向く鯉のぼりの選び方
まず、ベランダ用の鯉のぼりの種類や選び方について見ていきましょう!
ベランダ用鯉のぼりにも、様々な大きさや素材のものがあります。
鯉のぼりの大きさ
設置する場所がマンションなどの集合住宅であれば、鯉のぼりの大きさやポールの長さ等には注意が必要です。
ポールがあまり長いと、上階のベランダにはみ出してしまう場合があります。
また、鯉のぼりが大きすぎると、今度は下の階に鯉のぼりの尻尾がはみ出してしまいます。
また、風を受ければ、隣の部屋のベランダに入ってしまうことも考えられますね。
そうならない為に、鯉のぼりの大きさは、ご自宅のベランダの広さを考慮したうえで、大きさを決めると良いでしょう。
大きさの見当がつきにくい場合は、新聞をなどを張り合わせ鯉のぼりに見立て、試してみると分かりやすいですね。
鯉のぼりの素材
また、鯉のぼりの素材も大事です。
ベランダ用の鯉のぼりは、なるべく軽量で耐水性や耐久性に優れたものが良いでしょう。
ポリエステル製やナイロン製のもので、できれば洗濯可能な物を選ぶと、汚れてしまった時にも安心ですね。
ベランダ用鯉のぼりのお値段は、セットで1万~10万程度で、3万円前後のものが人気のようです。
中には、吹き流しに家紋を入れたり、有名な絵師の方がデザインしたといった、高級品もあるようですから、お好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか?
マンションのベランダに取り付ける方法や設置パターンは
鯉のぼりの大きさが決まったら、次はポールをベランダに取り付けることになります。
鯉のぼりとポールやその他付属品がまるまるセットになっている商品もたくさんありますから、そういったセットを選べば世話なしですね!
鯉のぼりのセットにしろ、セットでないにしろ、ベランダの床は固い為、地面などと違って穴をあけてポールを立てる訳にいきませんよね?
よって、ベランダ用鯉のぼりのポールの設置パターンは、
- ベランダの柵や壁に取り付けるタイプ
- スタンドタイプ
から選ぶことになります。
それぞれ、どのように取り付けるのか、簡単にご紹介しますね。
柵(格子)にポールを取り付ける場合
柵(格子)状のベランダに使えるタイプ金具です。
1本の柵を挟んで取り付ける、数本の柵をまとめて挟んで取り付けるなど様々ですが、柵の幅や柵の間隔などを確認のうえ購入する必要があります。
ネジなどで簡単に取り付け、取り外しできるタイプが人気です。
しっかりねじ止めすることで、ポールを固定できますが、ポールにかかる重量に制限がある場合があるので、鯉のぼりの大きさや数にご注意ください。
尚、このすぐ下で紹介しているベランダの壁(手すり)を挟んで取り付けるタイプ(マルチポールホルダー)の柵ベランダ版もありますよ。
ベランダの壁(手すり)に取り付ける場合
最近のマンションによくある、柵状ではなく、内部が見えない構造のベランダで使えるタイプで、ポールの角度を変えることができて便利です。
ベランダの上部、または手すり部分を挟み込むタイプの金具(マルチポールホルダー)で、ポールを設置します。
こちらも、ネジなどで簡単に取り付け、取り外しができますが、柵状のベランダと違い、設置場所がベランダの上部になる為、ポールの長さには注意が必要です。
また、金具によって、対応する手すりの幅が違いますので、必ずご自宅のベランダの手すりの幅をご確認くださいね。
尚、柵用ベランダに取り付けられるタイプのものもありますよ。
スタンドタイプのポールの設置方法
スタンドタイプは、ベランダの床に直接スタンドを置き、重石などの重みをかけ動かなくするタイプのポールです。
ほどんど、どんなタイプのベランダにも使えますし、移動することができるので、風のある日はベランダの柵に寄せて鯉のぼりを泳がせますし、外出する際やお天気の悪い日には、ベランダの内側へ移すなどが可能となります。
下敷き部分とポールと支柱をそれぞれネジで固定し、下敷きの上に重石を置くだけと手軽です。
重石は、多くの場合、1つ5㎏程度の水用タンクが、1つまたは2つセットになっていますから、タンクに水を入れて使用しましょう。
タンクの数は、ポールにかかる重量によって変わるようですので、鯉のぼりの大きさや数にご注意ください。
鯉のぼりの季節が終わればタンクの水を捨てれば、ぺちゃんこにできますから、かさばらないのも良いですね。
番外編・突っ張り棒タイプ
ベランダの床と上階ベランダの天井部を使って、突っ張り棒式ポールを設置する方法です。
一応、室内用となっていますが、既定のサイズ内であれば、室外でも使用可能な商品があります。
真っ直ぐにしか立てることしかできませんが、ちょっとしたアイデア鯉のぼりとしてご紹介しました。
以上、ベランダに鯉のぼりポールの取り付け方と設置パターンになります。
参考にしてみてくださいね!
マンションのベランダに取り付ける際の注意点2つ
さて、マンションのベランダに鯉のぼりを取り付けるには、上記でご紹介したように、そんなに大変な作業ではありません。
ですが、設置する前に、必ず確認しておいた方が良い注意点が2つあります。
マンションの管理人へ確認する
まず注意したいのが、『マンションのベランダに鯉のぼりを置いても良いか』です。
お住まいのマンションの規約によっては、ベランダの手すりよりも高い位置に物を置くことが禁じられている場合もありますし、また、鯉のぼり自体が禁止の場合もあるかもしれません。
設置してから、何らかの理由で取り外さなくてはならなくなっては、子供がかわいそうですよね…。
そうならない為にも、購入・設置の前に、必ず、マンションの管理会社や管理組合に確認しましょう!
物理的に鯉のぼりが設置可能なベランダか?
マンションのベランダが、物理的に鯉のぼりを設置できるかどうかの確認も必要です。
ベランダの形状が設置に適していないと、鯉のぼりがはずれてしまったり、ポールが落下したりと危険です。
そうならない為にも、ベランダの形状が鯉のぼりの設置に適していることが必要不可欠な条件になります。
ベランダの形状にあった金具でポールをしっかりと固定し、さらに毎日、ネジの緩みなどを確認すると良いですね。
また、上でも書きましたが、設置後は隣や上下のベランダにポールや鯉のぼりが、はみ出していないか入念に注意しましょう。
ポールの先端に付いた矢車の音が気になるという苦情が寄せられたという話も聞きますから、できれば矢車が回らないように紐などで固定しておくと安心ですね。
尚、鯉のぼりは、夜露で劣化してしまうこともありますから、常に出しっぱなしにするのではなく、朝出して夕方にしまうのが、鯉のぼりを長持ちさせることに繋がります。
同じように雨にも注意が必要です。お天気の悪い日は、空模様と相談してみてくださいね。
また、極端に風の強い日も、鯉のぼりはお休みにした方が良いでしょう。
以上のように、ご近所へ配慮しつつ、ベランダで元気に泳ぐ鯉のぼりをお子さんと一緒に楽しみたいですね!
さいごに
男の子の成長を祝う『端午の節句』の鯉のぼり
マンションだから鯉のぼりは無理…と思っている人は多いかもしれませんが、最近はべランダ用の鯉のぼりが人気で、取り付けも簡単にできますから、諦めては勿体ないですよ!
ベランダ用鯉のぼりの設置パターンや取り付けの方法について、ぜひ、参考にしてみてくださいね。
また、マンションのベランダに鯉のぼりを設置する際の注意点もまとめてみましたので、十分安全に気をつけて、ご家族で鯉のぼりを楽しんでいただけたらと思います。